このページでは、補修用として再利用する壁紙は「どんなところを剥がせば良いのか」を実際の画像を使い、ギャラリー形式で解説します。
このページを参考にして、ご自身の部屋の中を探してみて下さい。
以下の4つのテーマに分けて解説します。
- 器具の裏
- 目立たない場所
- 四辺が切れている場所
- 小スペースな壁
【器具の裏】
補修したい場所が小さい場合は器具の裏の壁紙を剥がして補修します。外した器具を戻せば、剥がした場所が隠れます。
コンセントの裏
コンセントカバーの裏側。使える部分は少ないですが、小さなキズならここで十分。
コンセントの裏の状態
コンセントのカバーを外すと使える壁紙が少しある
リモコンの裏
こうした、給湯器のリモコンの裏側も使えます。
インターホンの裏
インターホンの裏側は、そこそこ大きな壁紙を剥がすことが出来ます。この場所の良いところは、剥がした後にインターホンを再設置するだけで分からなくなることです。
古いタイプのインターホン
インターホンの裏側はこんな感じです
最近のタイプのインターホン
最近のインターホンの裏側はこんな感じです
ペーパーホルダーの裏
トイレでは、壁紙が違うことも少なくありませんが、同じ壁紙で貼ってあればペーパーホルダーの裏が使えます。
【目立たない場所】
目立たない場所は剥がす場所としては最高です。少々違う壁紙を貼り戻しても違和感がありません。
下駄箱の下
やる方は大変なんですが、ここが一番良いですね。こんなところのぞき込む人いないですから。極端な話、貼り戻す壁紙は、何貼っても良い。
下駄箱の下は死角です
下駄箱の下を見ると奥に壁がある
収納の中
収納の中の壁紙を活用します。特に、扉を開けたすぐ上の壁が最有力となります。頭を突っ込んで確認しないと、壁紙が貼ってあることすら分かりません。
収納の中の壁紙
扉を開けたすぐ上の内側の壁
剥がした壁紙はこれくらいです
天袋の中
「天袋(てんぶくろ)」とは、上下二つに分かれた収納の上にあるやつです。戸棚サイズくらいの小さい収納です。天袋の中は目立ちません
【四辺が切れている場所】
四辺が切れている場所は有効です。「四辺が切れている」とは壁面が繋がっていないと言うことです。
剥がす場所を選ぶ際の大事なポイントです。
戸袋(引き戸の裏)
『戸袋(とぶくろ)』とは、引き戸の裏側の壁のことです。この場所は極力、似た壁紙で貼り戻す必要があります。事前に、サンプルを送るなどして、貼り戻す壁紙を準備する必要があります。
このような引き戸の裏側が戸袋という場所
戸を閉めると出てくる壁が戸袋
玄関脇の小さな梁
玄関にあった小さな梁(はり)です。出っ張った壁です。これを使います。1枚目の画像で、左隅が一部剥がしてあります。これは、工事当日に一部切り取って、車にある在庫と比較します。そして一番違和感が出ない壁紙を選んで貼り戻した次第です。
玄関脇の小さな梁の壁紙を剥がす前の状態
似寄りの壁紙で貼り替え後です。大きな違和感はありません。
洗濯機の裏(変則的な事例)
おそらく、収納を洗濯機置き場にリフォームした物件なんでしょう。棚が付いているのがポイントです。貼り替え量が少なくて済みます。そういう場所なら、車に積んである在庫の中から使える確率が増えます。寸法が足りなくて使えない場合もありますからね。
洗濯機の裏側の壁
洗濯機をどかした奥にある壁
キッチンの幕板部分
キッチンの上の部分の壁を「幕板(まくいた)」と言ったりします。ここも見逃せません。四辺が切れていて、小スペース。剥がす場所の条件に合います。
レンジフードの上
レンジフードの上に、このような壁があることがあります。この部分も使えます。ただし、キッチン周辺は油で汚れている場合があります。あまり、料理をしてない場合には有効な場所です。
【小スペースな壁】
小スペースな壁とは、ちょっとした壁面のことです。ポイントは四辺が切れている壁です。こういうところは面で貼り替えれば「ロッド違い」を気にせずに貼り戻せます。
ドア横のちょこっとした壁
ドアの横にあるのちょっとした壁です。スペースが小さいのがポイントです。
例え違う壁紙で貼り戻すことになっても、色味を合わせるだけで違和感が出ません。
ドア横のちょこっとした壁
アップで見たドア横のちょこっとした壁
出窓の小壁
出窓の小壁は面積も小さく、四辺が切れていて良い場所です。
壁紙を貼り替えても目立ちにくい場所です。
ロフトの壁
ロフトにあるちょっとした壁です。四方が切れていて、ロフトなので貼り替えても目立ちません。
ニッチの壁
ニッチの壁です。ニッチとは他の壁より少しへこんだ壁のことです。ここも、良いサイズ感です。こういう場所は、少々違う壁紙を貼っても違和感が出ない。
まとめ
壁紙を剥がす場所は大きく、「器具の裏」「目立たない場所」「四辺が切れている場所」「小スペースな壁」に絞られます。
これらを踏まえて、部屋の中を探してもらえれば、必ずどこか見つかると思います。
ちなみに、工事当日におじさんが探すこともやぶさかではありません。
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