このページでは、「ロッド」について解説します。
壁紙には2つ番号が付いています。一つが「品番」、そして二つ目が「ロッド番号」です。
それぞれの番号の意味は以下の通りです。
- 「品番」は、商品を区別する番号
- 「ロッド番号」は、生産するときに使用したインクの番号
同じ色は作れない
「なぜ、『インクの番号』が必要なのか?」とお思いになるでしょう。その理由を説明します。
色を作る際に、同じ色を作ろうとして「同じ分量」のインクを混ぜ合わせても、「同じ色にならない。」
「微妙に色が違う。」ということになります。
つまり、同じ色は作れないと言うことです。
例えば「青色インク」と「黄色インク」を2つの容器に同じ分量ずつ混ぜ合わせたとしても2つの容器にできた緑色インクは、全く同じ色にはなりません。
「やや薄い」「やや濃い」と言う風に微妙に違う色になります。
色の違いを区別するためにロッド番号をつけている
以上の理由から、生産した壁紙には、インクの色の違いを区別するためにロッド番号がつけてあります。
仮に、ロッド番号の違う壁紙を貼り合わせると、「色の違いがくっきり出てしまう。」という問題が起きます。
※ちなみに、その確率は100%ではありません。95%くらいです。ごくまれに、色の違いを感じない場合もあります。
色の違いが出て、仕上がり不良になってしまうのを防ぐために、壁紙にはロッド番号がつけられています。
繰り返しになりますが、ロッドが変わると色が違うからです。
それ故現場では、壁紙を追加注文する際にロッド番号まで指定します。
ロッドが違う壁紙を使用する場合
どうしても、ロッドが違う壁紙を使用しなければならない場合があります。その際は、「面で貼替え」が鉄則です。
ざっくり言うと、「面で貼り替える」とは「隅から隅までの壁一面を貼り替える。」ということです。壁紙のつなぎ目で区切ることではありません。
このようにして壁紙を貼り替えると色の違いを感じることはありません。
※「面で貼り替える」を「『面で貼り替える』とは」で詳しく解説しています。
まとめ
以上のことから、壁紙補修をする場合はロッドを意識して作業しなければなりません。そうしないと、色が違ってしまうから。
それを防ぐために、部屋の壁紙を再利用して補修をします
※再利用する壁紙は「どんなところを剥がせば良いのか」を参考に探して下さい。
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