板橋区のマンションで、カウンターテーブルを自力(DIY)で撤去された方から、その後始末を依頼されました。
DIYの後始末ですから「どんな状態だろう?」と不安がありましたが、想像以上にきれいで面白い仕事でした。
このページでは、その工事事例を紹介します。
依頼内容は以下の通りです。
「カウンターテーブルを自力で撤去しました。」
「そしたらなんと壁に穴が空いていたのと、床からコードが出てきました。」
「床から出たコードを壁の中に入れて、壁穴を塞いで欲しいです。」
「また、床からコードが出ていたため、床材の一部がカットされています。」
「そこに、似た柄の床材を貼って欲しいです。」
「そして、床材は塩ビタイルだと思うのですが、ねじ穴の跡が10箇所ほどあります。」
「これを目立たなくして頂くことは可能でしょうか?」
「壁紙も床材も、似ているもので構いません。」
「また、追加料金を払うので、撤去したカウンターテーブル(収納棚などもあります)と、撤去の際に出たゴミ(垂木や石膏ボードなど)を処分してもらえませんか?」
「よろしくお願いします。」

素人が自力でカウンターテーブルを撤去したなんて、凄いですね!
何かワクワクしました!
カウンターテーブルを撤去した現状
まず、カウンターテーブルを撤去した現状を説明します。
- 壁にカウンターテーブルを撤去した際にできたスリット状の穴が空いています
- 床から壁の内側に向けてコードがむき出しにになっている



先ほども少し触れましたが、とてもきれいな状態です。
私が知る限り、大工が撤去した場合はもっと酷い状態になっているのが普通でした。
丁寧に作業したんですね!
むき出しになったコードを壁の中に入れる
まずは、床から壁に向けてむき出しになっているコードを壁の中に入れます。
- 塩ビタイルを剥がします
- コードがきれいに隠れるように、壁に向かって床を一部削ります
- コードを壁の中に入れてみます
きれいにコードが壁に入ったので、残りのコードを全て壁の中に入れます。
- コードが壁から出てる所まで石膏ボードをカットします
- カットした部分に残りのコードを全て入れます
以上で、コードは全て壁の中に収めることができました。


スリット状の壁穴を塞ぐ
カウンターテーブルを撤去してできたスリット状の壁穴を塞ぎます。
処分する石膏ボードを再利用して壁穴を塞ぎました。
これで、ほんのわずかですがゴミを減らすことができました。
そして、パテを掛けて下地を平らにします。


壁穴を塞いだ具体的な方法
壁穴を塞いだ具体的な方法は「石膏ボードを交換して壁穴を補修」を参考にしてください。
壁紙はキッチンの壁紙を再利用
広い壁に壁穴ができていたので、準備した壁紙が足りませんでした。
「壁紙は似たもので良い」ということでしたが、ここだけ違うのもカッコ悪いですね。
そこで、キッチンの壁紙を再利用して「部分補修(大きく)」をしました。
これで、壁紙は変わらず、違和感なく壁紙を補修できました。
剥がした場所には、準備した壁紙を使って貼り戻しました。
同じ壁紙ではないですが、一面貼り替えたので大きな違和感はありません。



壁紙を再利用に関して
キッチンの壁紙を再利用して「部分補修」をした理由に関しては「破れた壁紙の再利用」で詳しく解説しています。
木巾木と床材を戻す
床のねじ穴の補修
床のねじ穴の補修をしました。
しかし、写真を撮るのを忘れてしまいました。
ごめんなさい。
ちなみに、壁紙なら問題無いのですが、床の補修は得意ではありません。
「目立たない程度良い」ということであれば対応します。
専門業者を紹介
床の補修をきれいにやって欲しい方には専門業者を紹介します。
「枠や巾木の補修|(株)7048(なおしや)」をご覧下さい。
部屋からゴミの撤去
最後に、部屋からゴミを撤去して終わりです。
想定外にカウンターテーブルが大きくて車に入るか心配でしたが、何とか全てのゴミを車に積み込むことができました。

お客さんがカウンターテーブルやゴミをきれいに分別してくれたのでとても助かりました。
ビスなど全て分別してあり、完璧でした!
料金について

料金は5万円強です。(消費税・駐車料金・出張料は別途)
※なお、近年建材の値上げが頻繁に行われております。
このページで表記した料金は「目安」にとどめて、随時ご確認下さい。
出張料について
出張料については「出張料に関して」をご覧ください。
まとめ
作業工程が多く、イレギュラーな場面に対応しなければならなかったので、かなり面白かったです!
それはともかく、きれいに仕上がり、お客さんに喜んでもらえて良かったです。

それにしても、あれだけのカウンターテーブルを自力で撤去したなんて本当に驚きました。
しかも、壁は無傷で、巨人が引っこ抜いたようにきれいな状態でした。
ゴミの分別も完璧で頭が下がります。
今まで出逢った、「汚い仕事をした大工」や「それを許した現場の担当者」達に、このお客さんの爪の垢を煎じて飲ませたいです。
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「マイホーム(持ち家)の修繕」を検討中の方
ちなみに、ポリバレンテの本業は「壁紙の職人」ですが、長く職人をやっていると本業以外の作業をする場面が多くありました。
また、賃貸物件の原状回復工事をやるようになって、さらにその機会が増えました。
「マイホーム(持ち家)の修繕」を検討中の方は、以下のサイトの「施工事例」も参考にしてください。
※なお、専門業者よりクオリティが劣ります。
「使えるようになれば良い!」「ぱっと見、不快じゃなければ良い!」
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